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霊雲の世界~霊能術紹介~

寄絃(ヨツラ)とは?

寄絃とは、古代の日本において、神事の際、梓弓(あずさゆみ)の弦を魔よけのために打ち鳴らす行事のことです。神に仕える女性、巫女が祈祷を行なう前にこれを行なっていたと言われています。平安時代に書かれた藤原明衛の「新猿楽記」に、巫女に必要な4つの要素として「占い・神遊・寄絃・口寄」が挙げられています。また、降霊術の一種とされ、霊能者や巫女が降霊の際に行っていました。
高い霊能力を持つイタコは、自らの意志でトランス状態に至り、霊を降ろすことができますが、駆け出しのイタコや、修行中のイタコは自分の意志で降霊状態に至ることがなかなかできません。そこで、霊を降ろす巫具(ふぐ)として梓弓を用いて神や霊を降ろす寄絃を行なうのです。実は、イタコもかつては梓弓を用いて口寄せを行なっていました。イタコが梓弓を用いて降霊を行なう時は、梓弓の弦を竹の棒などで一心不乱に打ち鳴らしながら、トランス状態に入り、霊をこの世に導き出します。かつては、多くのイタコが寄絃で降霊をしていましたが、現在では梓弓を用いた降霊を見ることはほとんどありません。

祈祷や呪術の道具としても使われた弓矢

寄絃で用いられる楽器は、梓弓(あずさゆみ)で、アズサの木で作られた弓のことをいいます。古くは「古事記」や「万葉集」にその名が登場しています。また、材質に関わらず神事で使う弓を梓弓と呼ぶ場合もあるようです。しかし、なぜ弓矢は神事などの神聖な儀式で使用されてきたのでしょうか?実は、日本だけではなく、世界各地でも弓矢は狩りの道具であると同時に、祈祷や呪術の道具として用いられてきました。なぜ弓矢かと言うと、弓矢による狩りが収穫をもたらすことから、弓矢には幸福を表すと同時に、霊力を持つ道具であると信じられてきたからです。とりわけ日本では、古来より弓矢には楽器として悪霊を祓う力と、武器として魔物を退治する力があると信じられてきました。

霊と伝達する手段

前途の梓弓(あずさゆみ)の他にも、降霊の際に用いられる楽器があります。倭琴(わごと)や太鼓なども霊と交信をするための巫具として使われていたようです。古来より日本では琴や太鼓などの楽器は神秘的な音色を奏でることから神聖な楽器と考えられており、古代日本人の音文化は自然崇拝に根差した呪術的なものでありました。なので、神・霊との対話には神秘的な音が必要と考えられていたと言われています。楽器による降霊は、古来より霊と交信する手段の一つとして存在していたのです。

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